老犬がご飯を食べないで口を開けない・・・

在宅ワーク

愛犬がシニア期を迎え、いつものようにご飯を出しても口を開けず食べてくれない様子を見て、心配です。

まずは速やかに動物病院を受診してください。その上で、獣医師の指示のもとで以下の工夫を試すのが安全です。

我が家の16歳のラブラドールレトリバーも何度も食事を拒んだ経験もあります。

「お腹が空いていないのかな」「どこか痛いのかな」と不安が募り、何とかして食べてもらおうとあれこれ工夫しても、頑なに口を開けてくれないと、どうしたらいいか分からなくなってしまいました。

老犬がご飯を食べず口を開けない症状には、口の中のトラブル、内臓の不調、嗅覚や食欲の低下など、さまざまな原因が考えられます。

正しい知識を持って原因を見極め、適切な対応を取ることで、愛犬がまた美味しくご飯を食べられるようになる可能性が出てきます。

この記事では、老犬がご飯を食べず口を開けない症状の原因や、家庭でできる工夫をしたことをまとめました。

※本記事は一般的に語られている内容の紹介であり、具体的な診断や治療については必ず獣医師に相談してください。

愛犬の食事に悩んでいる飼い主さんの参考になれば幸いです。

老犬がご飯を食べないで口を開けない主な原因について

老犬の介護 サークル配置

口の中のトラブルや痛み

老犬がご飯を食べず口を開けない原因として、最も多く考えられるのが、口の中のトラブルや痛みです。これらは飼い主が最も早く気づくべきサインです。我が家の愛犬もまさにこれでした。

まず、獣医師さんに見てもらう時は必ず口の中を確認されます。

愛犬が前回口を開けてくれなかった際は、鼻の腫瘍の痛みから、口を開けることをしてくれませんでした。

水分は取って欲しいと思い、夜中も2時間に1回、シリンジで水かペット用の水分補給の飲み物、りんごをすりおろして絞った水分等をこまめにあげていました。

※注意:寝たきりの老犬や口を開けない犬へのシリンジ給水は、誤って水分が気管に入る「誤嚥(ごえん)性肺炎」の危険があります。愛犬の状態に合わせて流動食や水分を 与える際は、必ず事前にかかりつけの獣医師へ正しい方法を確認してください。

歯周病、歯の破折、歯肉炎、口内炎、口腔内腫瘍など、口の中の異常があると、食べることそのものが痛みを伴うため、口を開けたがらなくなります。

特にシニア犬では歯周病の罹患率が高いとされており、歯磨きの習慣がない場合は、歯石が溜まって炎症を起こしているケースが多いようで、愛犬も獣医さんが見てくれる際は必ずお口の中を確認されます。

口臭が強くなった、よだれが増えた、片側ばかりで食べる、口を触られるのを嫌がるといった様子があれば、口の中の問題が疑われます。

口の中の痛みは、人間でも食欲を大きく低下させるものであり、愛犬にとっても食事の苦痛となります。

内臓の不調や全身的な病気

内臓の不調や全身的な病気も、食欲低下と口を開けない症状の原因となります。

胃腸の不調、肝臓や腎臓の機能低下、すい炎、糖尿病、感染症など、さまざまな病気が食欲に影響を与えます。

体調が悪いときは、食欲だけでなく元気もなくなり、寝ている時間が増えるといった様子も見られます。

吐き気がある場合は、食べ物を見るだけでも苦痛となり、口を閉じてしまうケースもあります。

全身的な体調不良を疑う場合は、早急な動物病院での検査が望まれます。

嗅覚や味覚の衰え

老犬では、嗅覚や味覚の衰えも食欲低下の原因となります。

犬の食欲は嗅覚に大きく依存しているため、香りを感じにくくなると、ご飯への興味が薄れてしまいます。

加齢とともに嗅覚細胞が減少することで、これまで美味しそうに食べていたフードに反応しなくなることがあると獣医師さんから聞きました。

味覚の衰えにより、好みも変化することがあり、以前は喜んで食べていたものを急に拒否するケースもあります。

香りの強い食材を取り入れたり、温めて香りを立たせたりする工夫が、食欲を取り戻す手助けになります。

感覚の変化に合わせた食事の工夫が、シニア期の食事サポートに大切な視点となりそうです。

精神的なストレスや環境の変化

精神的なストレスや環境の変化も、老犬の食欲に影響を与えることがあります。

引っ越し、家族構成の変化、近所の工事の音、新しいペットの導入など、生活環境の変化が愛犬にとってストレスとなり、食欲が落ちるそうです。

また、認知症の症状として、食事の認識ができなくなったり、食器の前で固まってしまうこともあるようです。

愛犬がストレスを感じている可能性に気づいたら、できるだけ穏やかで安心できる環境を整えてあげたいです。

精神的なケアも、食欲回復のために大切な要素です。

老犬がご飯を食べないで口を開けないときの家庭での工夫について

ご飯を温めて香りを立たせる方法

老犬がご飯を食べないときの工夫として、ご飯を温めて香りを立たせる方法が効果的だそうです。

冷たいご飯よりも、人肌程度に温めることで香りが立ち、嗅覚を刺激して食欲を引き出せる可能性があります。

電子レンジで数秒温めるか、お湯を少し加えてふやかすことで、香りも豊かになり、噛む力が弱った老犬でも食べやすくなります。

ただし、熱すぎると口を火傷する可能性があるため、必ず温度を確認してから与えたいところです。

ドライフードの場合は、お湯でふやかすことで柔らかくなり、口の負担も減ります。

温める一手間が、愛犬の食欲を取り戻すきっかけとなります。

食感や柔らかさを工夫する

食感や柔らかさを工夫することも、老犬の食事サポートに役立ちます。

歯や顎の力が衰えてきた老犬には、硬いドライフードよりも、柔らかく仕上げたウェットフードや手作りご飯が食べやすいです。

ペースト状やスープ状にすることで、噛む必要がなく、飲み込みやすい食事になります。

ヤギミルク、犬用のスープ、すりおろした野菜のピューレなど、流動食に近い形にする工夫も有効です。

シリンジ(注射器型の給餌器)を使って、少しずつ口に運ぶ方法もありますが、愛犬の負担にならない範囲で行いたいところです。

食べやすい状態に整えてあげる工夫が、栄養を取らせるための大切な配慮となりそうです。

香りの強い食材を取り入れる

嗅覚の衰えに対応するために、香りの強い食材を取り入れる工夫も推奨されているそうです。

鶏のささみや白身魚を茹でた湯、かつお節、無塩のスープなどを少量加えることで、いつものご飯が香り豊かに変わります。

ヤギミルクや犬用のチーズ、加熱したサーモンなど、香りも栄養価も高い食材は、食欲を引き出す効果が期待できるのかなと思い、私も犬用流動食フードや蒸し野菜・蒸ささみを入れ、香りを意識しています。

ただし、急に新しい食材を多量に与えると胃腸の負担になる可能性があるため、少量ずつ試して様子を見た方がいいです。

愛犬の好みを観察しながら、何が一番食欲を引き出すかを見つける作業も、介護生活の楽しみの一つです。

実際、愛犬にあげている食事はドライフードをふやかし、その上にトッピングと呼んでいる蒸し野菜・ささみを載せてあげます。

すると、今ではトッピングから先に食べ、ドライフードもペロリと平らげます。

香りで誘う工夫が、食事の時間を再び楽しいものに変えてくれる可能性があります。

食べる体勢や食器の工夫

食べる体勢や食器の工夫も、ご飯を食べやすくするために大切なポイントです。

シニア犬は首や腰に負担がかかりやすいため、床に置いた食器ではなく、適度な高さの食器スタンドを使うことで、楽な姿勢で食べられます。

寝たきりの場合は、横たわったままでも食べられるように、皿を口元に運んだり、手で少しずつ与えたりする方法もあります。

滑りにくい食器マットを使うことで、食器が動かず、愛犬が食べやすい環境が整います。

少量ずつ何回かに分けて与える「少量頻回給餌」も、一度に食べきれない老犬には有効な方法です。

食事の環境を整える工夫が、愛犬の食欲をサポートする大切な要素となりそうです。

老犬の食事問題で獣医師に相談すべきタイミングについて

食欲不振が長期間続く場合

老犬の食欲不振が長期間続く場合は、獣医師に相談すべき重要なタイミングです。

一日二日であれば一時的な不調の可能性もありますが、二日以上ほとんど食べない状態が続く場合は、体調に何らかの問題が起きている可能性が高いとされているようです。

老犬は若い犬以上に体力の消耗が激しく、食事を取らない時間が長くなると、栄養不足や脱水症状を引き起こすリスクがあります。

特に水も飲まない状態が続いている場合は、より緊急性が高くなります。

獣医師の診察を受けることで、原因の特定と適切な治療を受けられる可能性があります。

「もう少し様子を見よう」と判断を遅らせないことが、愛犬の健康を守る大切な姿勢です。

体重減少が見られる場合

体重減少が見られる場合も、獣医師への相談が必要なタイミングです。

愛犬を抱き上げたときに「軽くなった」と感じたり、骨が浮き出てきたように見えたりする場合は、明らかに体重が落ちている可能性があります。

定期的に体重を測定することで、変化に早く気づけるため、家庭での体重管理も大切な習慣となります。

獣医師による検査で原因を特定し、必要な治療を受けることで、改善が期待できます。

体重変化のサインを見逃さない観察力が、適切な医療を受けるための重要なスキルです。

他の症状も伴っているとき

食欲不振に加えて他の症状も伴っているときは、特に注意が必要だと言われています。

嘔吐、下痢、元気がない、呼吸が荒い、よだれが多い、口臭が強い、震えているといった症状が同時に見られる場合は、複合的な病気の可能性があります。

獣医師には、食欲不振だけでなく、観察したすべての症状を詳しく伝えることで、より正確な診断につながります。

老犬になってから、熱中症になったこともありその時は1週間程度食べないときもありました。

その時は必死になって何なら食べてくれるか模索し、手で口まで持っていく、シリンジでスープ状にしたものをあげる、好きな野菜や果物をあげる等工夫して食べられるようにこちらもかなり努力をしました。

写真や動画で症状を記録しておくと、診察時に正確な情報を伝えられるため、診断の手がかりとなります。獣医師さんからも、何かあった場合すぐに見せたい時は本人を連れて来なくても、動画で大丈夫だからねと言われました。

複数の症状がある場合は、急速に病状が進行する可能性もあるため、早急な対応が必要です。

総合的な観察と速やかな受診が、愛犬の命を守る大切な姿勢です。

痛みや違和感のサインがあるとき

痛みや違和感のサインがあるときも、獣医師への相談を急ぎたいタイミングです。

口を触られるのを嫌がる、よだれを大量に流す、片側ばかりで食べる、食器に近づいては離れるといった行動は、口の中や首、内臓に痛みがあるサインかもしれません。

愛犬は痛みを言葉で訴えられないため、こうした行動の変化を見逃さないことが大切です。

痛みの原因を特定し、適切な治療や鎮痛剤を受けることで、愛犬の苦しみを大きく軽減できる可能性があります。

現在、私が飼っている愛犬は鼻に腫瘍があり、その痛みが原因で1日程度食べない日がありました。

現在は痛み止めを飲ませながら穏やかに過ごしています。

痛みを我慢させることは、愛犬の生活の質を大きく損なうため、早めの対応が望まれます。

愛犬の痛みのサインに敏感になる姿勢が、優しい介護の基本と言えそうです。

老犬がご飯を食べないで口を開けないことについてのまとめ

今回は老犬がご飯を食べず口を開けない症状についてお伝えしました。以下に、今回の内容を要約します。

・口の中のトラブルや痛みが最も多い原因だ

・歯周病や歯の破折は食事の苦痛となる

・内臓の不調や全身的な病気も食欲低下を招く

・嗅覚や味覚の衰えで食事への興味が薄れる

・精神的なストレスや環境の変化も影響する

・認知症で食事の認識ができなくなることもある

・ご飯を温めて香りを立たせる工夫が有効だ

・お湯でふやかして柔らかくする方法も効く

・ペースト状やスープ状にすると食べやすくなる

・かつお節やヤギミルクで香りを補強する

・食器スタンドで楽な姿勢を作る

・少量頻回給餌で負担を減らす

・二日以上食べない場合はすぐに獣医師に相談する

・体重減少が見られたら早急な受診が必要だ

・他の症状を伴うときは特に注意が必要となる

・シリンジ給餌・給水は、必ず事前に獣医師へやり方を確認してください

愛犬がご飯を食べてくれない様子は、飼い主さんにとって本当に心配な出来事ですが、原因を見極めて適切な対応を取ることで、また美味しくご飯を食べられる可能性があると言えるのではないでしょうか。

家庭での工夫と獣医師のサポートを組み合わせながら、愛犬が穏やかにシニア期を過ごせるように寄り添っていきたいものです。

この記事が、愛犬の食事に悩んでいる飼い主さんにとって、優しいヒントをお届けできれば嬉しく思います。

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